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更新日:2016/2/2
これまでに「今月のご挨拶」に掲載してきました「笑い話」を独立させたものです。
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年末・年始でも、休めない職場がたくさんあります。そんな、お仕事の皆様に感謝しながら、年を越しましょう。
・ 消防も。
「もしもし、消防署ですか?
大変、火事です! 火事です!」
「(自動音声) ピンポン。こちらは、消防庁です。
今年は、年末年始の特別休暇のため、消防署は、お休みしております。
恐れ入りますが、火事の際は、皆様で消火に努めていただきますようお願い申し上げます。
皆様のご健闘をお祈り申し上げます。」
「こりゃ、大変だ。
バケツリレー、いや、消火器だ!」
・ 警察も。
「もしもし、警察ですか?
強盗です!」
「(自動音声)はい、こちらは、警視庁です。
ただいま、年末年始の特別休暇のため、お休みをいただいております。
大変、恐れ入りますが、泥棒に入られた際は、ご自身で、捕えていただきますようお願い申し上げます。
なお、おけがなどをなされませんよう、皆様のご武運をお祈り申し上げます。」
「こりゃ、大変だ。
銭形の親分、じゃない、スーパーマンを呼んでこい・・」
・ 病院も。
「おなかが痛いんです。先生!」
「(自動音声) ピンポン。こちらは、市民病院です。
年末年始の特別休暇のため、お休みをいただいております。
万一、急病の際は、患者様ご自身で回復に努められますようお願い申し上げます。
皆様のご運をお祈り申し上げます」
「こりゃ、大変だ。
お坊様に病気平癒のご祈祷を頼まないと・・」
・ 蕎麦屋も。
「今年は、年越し蕎麦の出前頼もうか?」
「いいわね。かどの○寿庵に電話してみるわ」
「(自動音声)毎度ありがとうございます。こちらは、○寿庵です。
ただいま、年末年始のため、特別に休業しております。
年越し蕎麦のご用の際は、ご自身で調理していただくようお願い申し上げます。
蕎麦は、ゆで加減が大切。くれぐれもゆですぎないようお願い申し上げます。」
「こりゃ、大変だ。
○ちゃんのたぬき蕎麦を作るよ」
・紅白歌合戦も。
「○ちゃんのたぬき蕎麦、できたよ」
「あ、おいしそう。
さて、紅白、紅白と(テレビを付けるが映らない)」
「テストパターンだ。(これは、古い。分からないかな)
なんか書いてあるよ。
『年末恒例の紅白歌合戦は、年末年始の特別休暇のため、12/28に放送を終了いたしました。
皆様、良いお年をお迎えください。NHK』だって」
「こりゃ、大変だ。
NHKオンデマンドで見ないと・・」
・初詣も。
「さ、□□神社に初詣に行ってこよう」
「あれ、パパ、神社の入り口がしまっているよ。
なんか、張り紙が貼ってあるよ。
『当社は、年末年始の特別休暇のため、お休みをいただいております。
初詣は、1月7日から受け付けます。
どうぞ、皆様、良いお年をお迎えください』、だって」
「こりゃ、大変だ。
みんなで東に向かって、お辞儀をして柏手を打って、一年の無病息災を祈るぞ。
でも、お賽銭が節約できたな・・」
・電話も。
「新年の挨拶をメールしとこと」
「だめよ。ちゃんと、電話して伝えないと」
「でも、電話つながらないよ」
「みんなが一斉に電話してるからだよ」
「ちがうわ。なんか音声が流れている。
(自動音声)
『ただいま、電話サービスは、年末年始の特別休暇のため、お休みしております。
郵便をお出しいただくか、お急ぎの場合は、お手数ですが、先様にお出向きいただき、お伝えくださいますようお願い申し上げます。』だって」
「こりゃ、大変だ。
年賀状書かないと・・」
・極楽も。
「おばあ様、余命わずかとのことです。」
「わたしは、大丈夫じゃよ。
かねてから、阿弥陀様にお願いしておるからね。
もうじき、お迎えが来てくれるじゃろう」
(そのとき西の方から、赤い光が差してくる)
「おー。阿弥陀如来様のお迎えか!」
「それにしては、小さい光だこと。」
(光が小坊主の形となる)
「あの、極楽から参りました、善財童子と申します」
「小坊主様は、観音様のお使いか、なんとも、ありがたいことじゃ。(みなで拝む)
「拝んでいただくのは、すこし早いです。まずは、わたしの話を聞いてからにしてくださいな。
それにしても、東京の住所が分かりにくいのには、驚きました。水をいっぱいくださいな。」
「どうぞ、どうぞ。」
「実は、こちらのおばあさまは、かねて極楽への招待者リストに載っています。
ですが、極楽では、年末年始の特別のお休みにあたりまして、1/7以降でないと、お迎えに参れません。
そのことを今回、お伝えに参りました次第です。」
「なんとな。では、どうすれば、良いのじゃろう」
「もう、数日、お待ちくださいな」
「待てないで、亡くなった場合は、どうなるのかの」
「ご運が良い方ですと、お地蔵様が救済してくださいます。
ですが、たいていの方は、地獄にいったん行っていただく事になります」
「こりゃ、大変だ。
どうすればよいのかの」
「私が観音様から、特別な霊水を託されて参りました。
それを飲めば寿命が30日延びたはずなんですが、道中、余りにのどが渇くので、私がその霊水をいただいてしまいました。」
「う~ん。」
「ちょっと、おばあさま!
しっかりしてくださいな!」
「え。
なんか、おかしな夢を見ていた気がするの。
あ、小坊主様は、どこへいかれたかい?」
「おばあさま。いやですよー。
小坊主さんなんか、いないですよ。
よかったわ。」
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