情報の受信環境の変化
個人(グループも含めて)の情報の受信環境の変化
1.これまでの情報の受信環境
人間の情報受信の器官としては、いわゆる五官というものがありますがこのうち、目から得られる情報は、全体の約85%を占めるといわれています。
そこで以下では、目から得られる情報に限定して考えますとこれまで個人が情報を受信する手段としては、
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多種類の情報を含み、見る際に適宜選別を要するもの
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普通、家にいながらにして見られるもの=新聞、折り込み広告等
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外に買いに出て家で見られるもの=書店等の週刊誌、月刊誌等
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外に足を運ばなければ見られないもの=図書館の本、雑誌、資料等
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事前にある程度内容を選別できるもの
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家にいながらにして見られるもの=テレビ番組
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外に買い(又は借り)に出るが家で見られるもの=本、ビデオ等
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外に足を運びその場でなければ見られないもの=映画、演劇等
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郵便、FAX、宅配便等で発信元から直接、家に送られるもの=通販カタログ、DM等
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なお、上記のもののほとんどは発信元から受信者側に一方通行で情報が送られます。
2.受信環境の変化
これらの従来のメディアを利用した情報の受信に対して、パソコン通信やインターネットのような電子ネットワークによる情報受信については、時間的にも空間的にも非常にひろい範囲の(生身の)人々及びデータベース(ここが重要な点ですが)から情報を短時間で得ることができます。
ただし、パソコン通信の場合は、インターネットでWWWを利用した場合と異なり、リアルタイムでは絵や音声等の情報は、得ることはできません。
通常は、それらのファイルをダウンロードし、いったんパソコン通信を終了させた後、別のソフトウェアを利用してパソコンの画面で見たり印刷します。