前回の設定でサーバー経由で印刷できない場合を想定して、プリンタ切り替え器を使用したが、これまでの運用実績から、特にその必要がないことが分かった。
従って、サーバーである「長月」とエプソンのプリンタに直結してある「如月」を除いて、プリンタケーブルをすべて取り払った。
軽いLANケーブルだけでなので、見た目もすっきり、さわやか。
ええなあ、というわけで下図のような、「LAN導入後2」と相成りました。
最初のインストール以降、何度かインストールを繰り返した。
現在は、「長月」(サーバー)のIDEハードディスクを4分割して、2つのパーティションには、MS-DOS、3つ目にWINDOWS95、4つ目にWINDOWS/NTをインストールしている。
また、NTのあるDドライブは、NTFSフォーマットで、その他は、FAT16フォーマットである。
なお、外付けのSCSIハードディスクは、2分割し、EドライブにNT用アプリケーションをFドライブをデータドライブとしている。これらは、いずれもNTFSである。
以下、最初のインストール記事と相違する点をまとめてみた。
a)インストール作業
特に大きく変更した点はない。
b)セキュリティの設定
最初のインストール記事の中で、共有アクセス権に関して誤解があったので訂正する。
Administratorでサーバーにログオンするとサーバーのすべてのドライブは、隠し共有ドライブになっている。それがC$等で表されている。
これらの共有名は、削除できない。前回は、これらを削除してと、記載した。
また、ドメイン内にNTがあってそのドライブもNTFSであれば、それらにも隠し共有ドライブ番号がある。
これらは、管理者でログオンすると自由に使用できる。
次に共有アクセス権とNTFSアクセス権との使い分けについて変更した。
前回のセキュリティの設定では、これらに対する認識が混乱していた。
今回は、共有アクセス権については、ただ、単に共有の設定のみに使用し、NTFSアクセス権のみをセキュリティの確保のために使用した。
このようにしても実用上は、厳しいNTFSアクセス権が適用されるため、特に問題はない。
ただし、厳格なセキュリティの確保を図るためには、これらを効果的に組み合わせる方が良いのは、言うまでもない。
このあたりは、当教室の「WINDOWS/NT4.0サーバー設定」の補助テキストをご覧下され。
c)クライアントの管理
システムポリシーを使用してクライアントの機能を制限した。
これは、サーバーの特定のフォルダにポリシーファイルを置き、クライアントは、起動時に自動的にこれをダウンロードして実行するものだ。
現在のところ、NT機は、そのようになっているが、WIN95/98は、ダウンロードしているものの設定に反映されないという、問題がある。
なお、上記でWIN95/98用は、ポリシーファイルのファイル名を変更しているだけである。
d)外字の問題
現在、クライアントは、WIN95が2台、WIN98とNTが1台ずつとなっている。
このうち、NT機(サーバーを含めて)で外字を使用したい場合は、どうするか。
特にWIN95から移行したい場合は?
これについては、日経WINDOWS/NT98/6号に記載がある。
必要な方は、確認して。
e)その他
サーバーの「長月」にMOドライブを増設した。
製品は、メルコのMOS S640である。既存のSCSIにデイジーチェーンで接続している。
なお、SCSIインターフェースは、アダプティック社のAHA2940Uである。
現在のところ、特に問題もなく動作している。