LANLANパソコン(東京パックス/南中野パソコン教室のLAN化日記)

11.配線の見直しとサーバー再設定 1999/1/10

(1)配線の見直し

 前回の設定でサーバー経由で印刷できない場合を想定して、プリンタ切り替え器を使用したが、これまでの運用実績から、特にその必要がないことが分かった。
 従って、サーバーである「長月」とエプソンのプリンタに直結してある「如月」を除いて、プリンタケーブルをすべて取り払った。
 軽いLANケーブルだけでなので、見た目もすっきり、さわやか。
 ええなあ、というわけで下図のような、「LAN導入後2」と相成りました。

 

(2)WINDOWS/NT再設定

 最初のインストール以降、何度かインストールを繰り返した。
 現在は、「長月」(サーバー)のIDEハードディスクを4分割して、2つのパーティションには、MS-DOS、3つ目にWINDOWS95、4つ目にWINDOWS/NTをインストールしている。
 また、NTのあるDドライブは、NTFSフォーマットで、その他は、FAT16フォーマットである。
 なお、外付けのSCSIハードディスクは、2分割し、EドライブにNT用アプリケーションをFドライブをデータドライブとしている。これらは、いずれもNTFSである。
 以下、最初のインストール記事と相違する点をまとめてみた。

 a)インストール作業
  特に大きく変更した点はない。

 b)セキュリティの設定
  最初のインストール記事の中で、共有アクセス権に関して誤解があったので訂正する。
  Administratorでサーバーにログオンするとサーバーのすべてのドライブは、隠し共有ドライブになっている。それがC$等で表されている。
  これらの共有名は、削除できない。前回は、これらを削除してと、記載した。
  また、ドメイン内にNTがあってそのドライブもNTFSであれば、それらにも隠し共有ドライブ番号がある。
  これらは、管理者でログオンすると自由に使用できる。
  次に共有アクセス権とNTFSアクセス権との使い分けについて変更した。
  前回のセキュリティの設定では、これらに対する認識が混乱していた。
  今回は、共有アクセス権については、ただ、単に共有の設定のみに使用し、NTFSアクセス権のみをセキュリティの確保のために使用した。
  このようにしても実用上は、厳しいNTFSアクセス権が適用されるため、特に問題はない。
  ただし、厳格なセキュリティの確保を図るためには、これらを効果的に組み合わせる方が良いのは、言うまでもない。
  このあたりは、当教室の「WINDOWS/NT4.0サーバー設定」の補助テキストをご覧下され。

 c)クライアントの管理
  システムポリシーを使用してクライアントの機能を制限した。
  これは、サーバーの特定のフォルダにポリシーファイルを置き、クライアントは、起動時に自動的にこれをダウンロードして実行するものだ。
  現在のところ、NT機は、そのようになっているが、WIN95/98は、ダウンロードしているものの設定に反映されないという、問題がある。
  なお、上記でWIN95/98用は、ポリシーファイルのファイル名を変更しているだけである。
  
 d)外字の問題
  現在、クライアントは、WIN95が2台、WIN98とNTが1台ずつとなっている。
  このうち、NT機(サーバーを含めて)で外字を使用したい場合は、どうするか。
  特にWIN95から移行したい場合は?
  これについては、日経WINDOWS/NT98/6号に記載がある。
  必要な方は、確認して。

 e)その他
  サーバーの「長月」にMOドライブを増設した。
  製品は、メルコのMOS S640である。既存のSCSIにデイジーチェーンで接続している。
  なお、SCSIインターフェースは、アダプティック社のAHA2940Uである。
  現在のところ、特に問題もなく動作している。