LANLANパソコン(東京パックス/南中野パソコン教室のLAN化日記)

13.プリンタの交換 1999/4/13

(1)インクジェットプリンタの購入

 長年にわたって働いてくれたエプソン社の「MJ-700V2C」。往年の名機も寄る年波と最近、2回ほど無理な移動を行った報いか、インクが印字部分以外に飛んだり、かすれたりすることが多くなってきた。
 そこで、同社製でA3版まで印刷可能な「PM-2000C」を購入した。39,800円であった。
 A3まで印刷できれば、教室の広告用ポスターも作成出来る点も評価した。
 購入方法は、やはりヨドバシのインターネット通販を利用したが、自分で大きい梱包物を運ぶことなく、配送料500円(他にもデジカメを購入したので配送料が安いのだろう)で、2日ほどで手元に届くということになると、病みつきになりそうで、少し怖い。

(2)プリンタ共有に手こずる

 最初は、弥生(WIN98)のプリンタポートに接続して、長月(NTサーバー)と他のクライアント達からは、共有プリンタとして使用する予定であった。
 これは、簡単な作業のはずだった。
 ところが、弥生の直結プリンタとしてテストプリントに成功、共有指定、サーバー等にインストールと順調に進行して30分ほどで終わる作業のはずが、長月からテストプリンタしようとすると「テストプリントに失敗しました。パラメータが正しくありません」と、とんちんかんなメッセージが出てうまくいかない。様々な設定を試みるもすべて失敗。
 一方、如月(WIN95)からは、ちゃんとテストプリントでき、五月( WORKSTATION)からは、サーバーと同様のメッセージが出てうまくいかない。
 要は、NT機との問題である。NTをプリンタサーバーにした場合は、NT側にWIN95等のプリンタドライバをインストールできるが、WIN98では、そのようには出来ない。NT側で個別にプリンタドライバをインストールする必要がある。もちろん、そのようにしたが、ダメであった。
 結局、この日は、あきらめた。

(3)五月をプリンタサーバーに設定

 翌日、気を取り直してエプソンのHPをのぞいて参考になりそうな記事を探すが、どうも、ぴったりのものがない。取扱説明書にも似た記述はあるが同様のシチュエーションがない。
 仕方がないので、五月(NT/WORKSTATION)のプリンタポートに接続して、共有設定したところ、長月(サーバー)を含めて弥生、如月からも共有出来るようになった。
 以前は、MJ-700V2Cを弥生(WIN98)に接続して、うまくいっていたのが、なぜダメになったのか。謎である。
 おそらくは、プリンタが高機能になったことが原因だろう。
 「医者にかかると病気になって、入院すると死んでしまう」と冗談交じりに言われることがあるが、コンピュータに限らず、我々は、前進しているのか、それとも後退しているのか、本当のところは、分からない気がする。
 最近のLINUXブームも呪文のようなコマンドだらけで、MS-DOSからWINDOWSに移行して面倒なコマンドから解放されたのも、つかの間、また、こんなコマンドを使うのか、と思うとますます、この感を強くする。
 余談だが、かのパーネル氏もUNIXのコマンドのあまりのわかりにくい簡明さを嘆いていた。パーネル氏のように英語を母国語とする人でもこのような状態では、我々は、救われないね。