LANLANパソコン(東京パックス/南中野パソコン教室のLAN化日記)

38.新プリンタの導入と弥生のハードディスク交換(2007/12/29)

1.新プリンタの導入

 11月に入り、そろそろ年賀状のシーズンを迎える頃、エプソン PM-3700Cにて印刷の際、裏面にインクの汚れが付着するという問題が発生した。
 片面印刷の場合は、特に支障はないものの、年賀状の場合は、両面が対象となるので、これには、弱った。修理に出しても良いが、プリンタなしでいるわけにもいかない。PM-3700Cを置き換える方向で、A3までの印刷ができるプリンタを探してみたが、PM-3700Cでも片面であれば、十分に使用できる。そこで、実際によく利用するA4サイズのまでのプリンタに絞って探したところ、エプソンのプリンタで、しかも、価格が手頃なものとして、「PM-G860」(ヨドバシカメラ インターネット価格で15,800円)が見つかったため、11月に購入した。
 PM-G860は、黒を基調としたなかなか、スタイリッシュなデザインで、デジカメのメディア用スロットや写真編集用の液晶画面などは、省かれているが、そのような機能は不要で、しかも、印刷速度が速いマシンを探している方には、お勧めである。
 なお、LANに接続するために、バッファロー製のプリントサーバである「LPV3-U2」(同 7,800円)も購入した。プリントサーバは、有線LAN(100M)対応製品である。
 余談であるが、エプソン、キャノン製のプリンタには、LANに直接、接続できるものが少ない。ヒューレットパッカード製のプリンタには、安価な商品にもLAN端子が付いているものが多いように感じた。家庭内のLANも普及してきているので、日本メーカには、ぜひ、標準装備にしてくれるように要望したい。

2.LAN構成図の変更

 現在、サーバ「水無月」をプリンタサーバとしても利用し、3台のプリンタは、すべて共有プリンタとして水無月に登録してある。新パソコンの追加により、LANの構成図も下記のように変化した。
 また、PM-3700Cの位置を変更したため、新プリンタと併せて、1Fの教室の8ポートスイッチングハブ(ギガビット対応)のうち、7つを使用することとなった。
 一方、教室の5ポートスイッチングハブ(ギガビット対応)は、2つをノートパソコンのユーザ用として残りが空いている状態となった。


3.弥生のハードディスクの交換

弥生は、随時、データのバックアップ用として利用しているパソコンである。スリムタイプのため、ハードディスクは、1台のみ装着できる。
 これまで、120GBのHDをシステム10GB、残りをデータ用と分割して使用していたが、残容量が少なくなってきたため、12月末に160GBの手持ちのハードディスクと交換した。
 これは、簡単なことと思っていたが、意外に難航した。
 まず、120GBの状態で、データドライブにCドライブのASRバックアップを取ってから、サーバの外付けディスクにもコピーした。更に、これをDVD-R(DL)にもコピーした。
 160GBのディスクに交換した後にWindows XP SP2のCDで起動して、起動後にF2キーを押して、FDを読み込ませた。容量が違うため、ハードディスク全体のフォーマットが行われて、システムドライブとデータドライブが作られた。ここで、リストア用のデータとして、DVDから読み込ませようとしたものの、DL(ダブルレイヤー)に弥生の光ドライブが対応していないとのことで、却下。分割して読み込ませる方法がないものかとインターネットで検索してみたものの、なさそうであるので、一度、終了した。
 今度は、Windows XPを通常インストールした後にネットワーク越しにデータドライブにリストア用データをコピーした。ここで、最初の教訓を生かさずに、うっかり、ASRバックアップからのリストアを試みるも、ハードディスク全体が初期化されてしまって、せっかく、コピーしたリストア用データも消えてしまった。
 もう、こうなったら、「急がば回れ」と、新規インストールを行い、ドメインコントローラで弥生のアカウントをリセットした後にドメインに再参加を行った。結局、新規インストールとなってしまい、ASRバックアップを利用しない結果になってしまった。まったく、「急げば遅れる」という結末である。
 当初、ASRバックアップからのリストアであれば、2時間程度で終了すると思った作業も、上述の作業と省スペース型パソコンならではの内部の取り回しに手間どり、IDEケーブルを傷つけて交換したりと、丸2日間の作業となってしまった。
 ASRバックアップは、同一のディスクであれば、Cドライブのみがフォーマットされるが、ディスク交換等で、容量が異なると全体がフォーマットされてしまう。2台のハードディスクが装着できるタワー型の場合は、問題がないが、今回のような省スペース型のパソコンで1台しかハードディスクが無いマシンでは、ASRバックアップからのリストアは、なかなか難しいようだ。リストア用データの分割・読み込みが可能なTrue Imageなどの市販ソフトが必要であると感じた。