LANLANパソコン(東京パックス/南中野パソコン教室のLAN化日記)

9.クライアントの設定 1998/7/21

 95クライアントの設定では、コントロールパネルからネットワークで「ネットワークの設定」でTCP/IP、NetBEUI、LANボード、マイクロソフトネットワーククライアント、マイクロソフトネットワーク共有サービスが出ていればよい。足らない場合は、「追加」をクリックして追加する。
 次に「ネットワーククライアント」のプロパティで「ログオンするときWindows/NTの「ドメインに参加する」にチェックを付け、ドメイン名として、ここでは、「TOKYO_PAX」を入力する。
 「ユーザー情報」には、コンピュータ名として「Hazuki」等が、そして「ワークグループ名」としてドメイン名と同一のものを入れておく。
 「TCP/IP」のプロパティでは、IPアドレスとネットマスクが正しく入っているか、バインドは、クライアントサービスのみにしてあるか、その他は、デフォルトのままか(DNS=なし、WINS=解決しない、詳細=なし)確認する。
 一方、NetBEUIの方は、バインドは、ネットワーク共有サービスの方にも付けておく。
 これで再起動するとログオンメッセージが出てくる。
 ここで「user」とパスワードを入力するとNTのドメインに参加でき、共有資源にアクセスできることになる。
ここのアクセス権の範囲は、NTサーバーで設定したとおりである。
 なお、ログオンをキャンセルしてもスタンドアローンの95マシンとしては、使用することができる。
 このことを逆に言えば、共有資源は、サーバーに設置しておかなければ、意味がないということである。
 ピアツウピアネットワークの場合は、電源をONして必ずネットワークにログインしなければ、皆が困る。
それは、共有資源であるファイルやプリンタが各クライアントに散在するからである。
 また、NTネットワークで管理者が管理できるのは、サーバーの資源であって各クライアント上のファイルまでは、管理できない。
 各クライアントで共有を指定していないファイルには、管理者といえどもアクセスできないのである。
 従って、NTネットワークの場合は、各クライアントの共有フォルダもサーバー上に作成した方が良いということである。
 ローカルなマシン上に置かれるとそのクライアントがドメインに参加していないときに皆が困ることになる。