更新日:2000/7/1
光まぶしい、季節になりました。
梅雨の晴れ間から、時折のぞく日射しは、びっくりするほど強くなっています。
強い光、それは、青春の輝きそのものです。
「青春は美し(うるわし)」
ドイツの作家、ヘルマン・ヘッセに同名の小説がありますが、私も先月で満50才(!?)となり、来し方、行く末を思い、この言葉を思い浮かべる時、感慨、秘かに胸に迫るものがあります。
それは、通り過ぎたものへの愛惜の情であり、つかみ損ねたものへのあこがれです。
「青春は美し、そはもはや還らず
されば、重ねて言わん 青春は、美し
そはもはや還らず」
いまや人生50年の昔ではなく、人生それこそ80年となり、無用の感傷と言われるかも知れません。「人間、年ではないよ。人生いつでも青春だ。」
かの文豪ゲーテは、老年に至るまで恋をし、若々しい詩を残しています。
岡本太郎も晩年に至るまで「芸術は爆発だ」を地でいく活躍をしました。
といっても、このような天才達を別にすると凡人では肉体の衰えが、じんわりと精神の衰えに反映されてくるようです。
私は、現在、PerlやVBAのような(私にとっては)新しい言語を習得しようと試みているのですが、残念ながら本を読んでも昔のようにすんなりと頭に入らなくなりました。
それと困るのは、かなり努力をしないと新しい課題に取り組むことが億劫になってきていることです。
しかし、今日の私は、昨日の私であり、明日の私は、今日の私でもあります。
神様が私に与えてくれた最後の日が来るまで、一歩でも二歩でも前に進むしかありません。
では、皆様、お元気でお過ごし下さい。また、来月、お会いしましょう。