更新日:2000/6/1
インターネット利用上の悩みの種は、電話料の問題だったのですが、NTTの「定額IP接続」のサービス地域拡大と料金引き下げにより、そのメリットを享受しやすくなってきました。
まだ、試験利用ということですので、実際には、利用できるプロバイダーが限られているという問題はあります。
現在のところ、弊社が加入している「ベッコアメインターネット」では、このサービスを受けることはできません。
しかし、月5千円程度の料金で定額接続ができる方向に進みつつあることは、事実です。
一方、最近一ヶ月間のパソコンによるインターネット利用者は、1893万人と発表されています。
1893万人の男女比は男1177万人、女716万人とのことです。
女性層へのインターネット普及は、急速に拡大しているようです。
新宿のヨドバシカメラなどでも女性客の割合が3割以上ではないかと感じられます。
以前は、女性客は、1割以下で、まれに女性客がいても男性客の連れである場合が多かったのですが、最近は、単独で来店するお客さんが多くなっているように見受けられます。
また、ブランクのCD-Rがずいぶんと売れているようでした。
以前、私は、インターネットの普及により女性や子供、高齢者のパソコン利用が拡大し、パソコンの利用の対象が画像や音楽に移るであろうと、書きましたが、このことが如実に実証されつつあります。
当教室におきましても、高齢者の割合が増えています。高齢者の方は、インターネットの利用により、自らが出向かなくとも情報や各種のサービスを受けることができるようになることを期待されています。
このためには、自宅への配達やサービスの提供が可能にならなければなりませんが、一部地域では生鮮食料品の当日配達サービスも始まっています。
また、インターネットバンキングなどにより自宅にいながら銀行の利用が可能になりつつあることは、皆様、ご承知のとおりです。
これらのことから、ここ数年の間に消費者向けの製品やサービスの提供形態が劇的に変化することが予想されます。
それは従来からの問屋・販売店にとっては、厳しい冬の時代が来ることを意味します。
目下の不安は、これらの変化があまりに急速に起きるため、社会や雇用制度等がそれに追随していけるか?という点です。
しかし、中間業者の方は、真剣に旧来の販売形態からの脱皮を考えないといけないでしょう。
では、皆様、お元気でお過ごし下さい。また、来月、お会いしましょう。