会員の皆様へ(2008年4月のご挨拶)

どうなっているんだ!年金 パート3

目次

 椿咲く
 年金(ねんきん)特別便 届く
 厚生年金のもれを確認
 漏れを記載
 さてはて、どうなることやら
 終わりにあたって

椿咲く

赤い椿白い椿と落ちにけり  碧梧桐(へきごどう)

 その名前も、木偏に「春」とは。
 春の季語にぴったりのツバキの花が咲いています。
 上掲の句は、河東碧梧桐の有名な句で、教科書にも載っていましたね。
 椿の花を、少し、薄暗い木陰に立って見上げると、空に浮かぶ、星のようにも思えます。
 椿には、曇天が似合うようです。
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年金(ねんきん)特別便 届く

( 熊) 「大家さん、てぇーへんだ!」
(大家) 「どうしたい。熊さん」
( 熊) 「どうも、こうもねぇ。きたんでさ」
(大家) 「何が来たんだい」
( 熊) 「だから、きたんでさ」
(大家) 「ははあ、頭に来たかい」
( 熊) 「そうじゃねえんで。「特別便」というやつが、来たんでさ」
(大家) 「ほー。熊さんにも来たかい」
( 熊) 「そうなんで。あっしが何か悪いことをしたんですかね」
(大家) 「いやいや、何も熊さんが悪いことをしたわけじゃないよ。悪いことをした人は他にいるよ
( 熊) 「じゃ、この葉書を切り抜いて、出しゃいいんですかい」
(大家) 「だめだめ、3月末までに届いた人は、例の5000万件の人だよ」
( 熊) 「へへへ。あっしも、晴れて、5000万人の仲間入りですかい。こいつぁ、春から、縁起がえぇわい。あ、かっぽれ、かっぽれ」  
(大家) 「熊さん!喜んでいる場合じゃないよ。それに5000万人じゃないよ、5000万件だよ!」
ということで、私の所にも、「ねんきん特別便」が届きました。(こいつは、春から・・・)



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厚生年金のもれを確認

「社会保険庁が把握しているあなたの年金記録は下記のとおりです。記録がもれている可能性がありますので、太枠内の加入記録を十分にご確認いただき、ご回答をお願いいたします。
 ※ 5000万件の確認中の記録の中に、あなたの記録と結びつく可能性がある記録があるため、お知らせしています。」
 という前書きで始まる「ねんきん特別便」です。
 ※印の部分の注意書きが特に大切ですな。
 「もれているのを知っているなら、ちゃんとそちらで訂正しておくれ」と言いたいところですが。
 私の場合、2007年6月のご挨拶、「どうなっているんだ!年金」の追記記事で触れていますように、厚生年金記録がすっぽりと抜けています。
 これぐらい、きれいさっぱり抜けていると、「熊さん」でも、気づきます。

 ただ、少しわかりにくいのは、「訂正がない」という人(3月末までに届いた人の中にはほとんどいないはず)は、「訂正がない」というところに丸を付けて、葉書部分を切り抜いて投函する。
 一方、「訂正がある」人は、葉書部分を切り抜かずに左側の「年金加入記録照会票」という方に具体的に訂正内容を記載して、添付されている封筒に入れて出す、という点ですな。
 訂正があっても、「熊さん」なら、「訂正がある」という部分に丸を付けて、葉書を切り抜いて、投函しそうです。

 「訂正があっても、なくても、添付の封筒に入れて、出しゃいいんじゃないか」と思いますがね。
 ま、葉書と封書の料金は、違いますから、税金を使う上では、節約するのは、やむを得ないという気もしますが、今回までの連絡状に限れば、ほぼ、訂正有りの人だと思うので、「こんなところで節約して、どうするんだ! もっと、他で頭を使えよ」、という怒りともむなしさともつかぬ気持ちが湧いてきます。

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漏れを記載

実は、2007/6の追記記事の中で、「近日中に社会保険事務所に出向いて、訂正の申請をしたい」と書いたのですが、まだ、行っておりませんでした。
 あの頃から、急に混むようになったという話でしたし、一応は、電話で記録を確認していたので、安心していたのですが。

 さて、「もれ」を記入する部分は、
 「加入制度(国・厚・船・共の別)」、
 「お勤め先の名称とフリガナ」、
 「お勤め先の所在地」、
 「勤務記録(入社日と退社日)」、
 「備考:年金手帳の番号(分かれば記入)」を記載するようになっています。

 当方の場合は、それぞれ、3個所を記載し、備考欄の年金手帳の記号番号は、厚生年金手帳の記号番号を記載しました。
 まあ、ホント、しつこいようですが、同じ厚生年金手帳に「国民年金の記号番号」も書いてあるというのは、まったく、不思議ですな。
 平成9年の「基礎年金番号」への統一のお知らせ、これは、今考えると、単なる「お知らせ状」ではなかったのですね。
 複数の年金手帳を持つ人だけでなく、1つの年金手帳に番号が複数個書いてある人も当時、申し出る必要があったのでした。
 当時は、国民年金の記号番号が「基礎年金番号」として、採用されたという通知があったので、(確か)併記されていた、厚生年金の記号番号の記録も当然、合算されたと錯覚したのは、私だけだったのでしょうか?
 当方、一応、古い辞令などを取ってあったこともあり、また、転職回数もさほど、多いわけでもなかったので、上述の欄の記載は、比較的簡単でしたが、多くの職場を代わった方や古い記憶をたどる方は、かなり大変だろうと思いましたね。
 特に「入社日」と「退社日」あたりは、正確な記入は、困難でしょう。
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さてはて、どうなることやら

この「どうなっているんだ!年金」シリーズ、今回で、図らずも、3回目となりましたが、現実の年金騒動の方は、いっこうに収束する気配がありません。
 「ホント、面白がっている場合ではないよ。
 熊さん!大家さん!」
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終わりにあたって

 今回もご覧いただき、ありがとうございました。
 春風が心地よい季節になりました。
 今後とも、ご愛読のほど、お願いいたします。
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