月日の経つのは、まことに早いものです。
今年も、年賀状の準備に取りかかる季節になりました。
当パソコン教室でも、年賀状を作りたいという方が、そろそろ、いらっしゃって受講されています。
当教室に置いてあります年賀状ソフトは、「筆まめ」、「筆ぐるめ」、「筆王」の3種類です。
余談になりますが、私は、依然として、「筆自慢」を使っています。
残念ながら、「筆自慢」は、店頭でのパッケージ販売やパソコンへのプリインストールが無くなってしまい、生徒さん向けには、講習できなくなってしまいました。
(ただし、インターネットでのダウンロード販売は行っているので、最新版を入手は可能のようです)
いま、講習している3つのソフトのうちでは、筆まめは、さすがに、洗練されているように思えます。
特にユーザインターフェースの中心である、操作画面のデザインが毎年、大きく変更されない点は、結構です。
また、おまけのアプリケーションも地図作成ソフトなど充実しています。
新規に買われる方には、どうしても、筆まめをお勧めしてしまいます。
文章入力時の文字サイズが他の2つのソフトに比して、大きく入力しやすい点もグーです。
筆ぐるめは、少し前までのバージョンでは、操作ボタンが上下に分かれており、また、下部のボタンの文字が非常に小さい点がご年配の方には、つらかったのですが、数年前のバージョンから、操作ボタンが画面上部にまとめられ、ボタンの文字サイズも大きく見やすくなった点は、良いと思います。
ただし、難を言えば、文章の編集ペイン内の文字サイズが小さい点は、変わっておりません。
また、住所録の新規作成があまりにも簡単にできてしまうので、宛名の追加のつもりで、何十という新規住所録を作ってしまう初心者が後を絶ちません。
これらの点を是非、改善して欲しいと思います。
筆王は、両者の中間といったところでしたが、ソースネクストが扱うようになり、毎年、新規に購入しなくとも、新しいアップデータが入手できる点は、非常に高く評価できます。
ただ、裏面だけを作る場合でも、住所録が無くてはならぬというあたり、もう少し、なんとかならないものか、とも思います。
2008年11月の末ぐらいから、全国で、裁判員候補に選出された方にお知らせが届くそうです。
率直に申し上げて、大変、ありがたくないお知らせです。
ダム建設もそうですが、一度、計画ができて、事態が動き出すと、どうして、途中で、止められないのでしょう。
おそらく、司法の現場にいる方の中にも、「これはまずいのではないか」と思いながら、日々を過ごしている方も案外と多いのではないでしょうか。
しかし、推進の中心とおぼしき人物が司法のトップとなるやに報道されるようでは、先が思いやられます。
裁判員の参加により、司法の民主化を推進するという旗印の下、副次的効果として、裁判日数の短縮化などが挙げられていますが、本当の目的は、むしろ、そちらにあるのではないかとも推察されます。
すなわち、裁判員を長く拘束しておくのが難しいことを理由に、いたずらに裁判日数の短縮化、効率化のみを推進することは、むしろ、真実を覆い隠してしまい、誤判の恐れを増すようにも思えます。それこそ、まさに、「災判」です。
本制度が、いずれ、早期に終了となり、実に馬鹿馬鹿制度であったと、後日、評されることは、まずは、間違いないところかと思いますが、裁判を「災判」としないためには、計画をいったん延期するなり、中止するなりして、よく考え直すことが最善でしょう。
百歩を譲り、次善の方策としては、日本のどこかの1都市にて、先行的、試行的に行い、(万が一にも)うまく機能するようであれば、順次、全国に広めるといった方法でも十分かと思われます。
いずれにせよ、2008年10月末時点で、本制度の実施には、一刻を争うような緊急性、必要性がないことだけは、確かです。
さもないと、厚生労働省、文部科学省等に続き、法務省も、早々に「新日本むかしばなし」の仲間入りを果たすことになるでしょう。
※「新日本むかしばなし」--よく調査せず、また、実行するとどうなるかをよく考えずに行い、うまくいかないとすぐに制度を作り直す人たちの物語です。
詳しくは、2008/5のご挨拶「シミュレーション力の不足を憂う」をご笑覧下さい。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
本年も、余すところ、あと2ヶ月となり、インフルエンザの予防接種も始まりました。皆様、お風邪など引かれぬよう、お元気でお過ごしください。
今後とも、ご愛読のほど、よろしく、お願いいたします。