会員の皆様へ (2005年5月のご挨拶)

泣かない子供たち

トップページのデザイン

久しぶりにトップページのデザインを変更しました。
何でも良いようでもありますが、なかなか、思うようにはいきません。
ある種の「賑わい」を出すのが、コツのようですが。

反日デモ

先日、テレビで中国各地の反日デモの風景を放送していましたが、ショッキングだったのは、デモそのものではなくて彼の地の人たちの「激情」とでもいうべき感情表現の激しさでした。
 多少は、「やらせ」もあったのかも知れませんが・・
 韓国の人たちも同様に感情を大きく表します。それらと比較すると日本人は、まだ、おとなしいというか、上記のような場面に出くわすと人ごとでも気恥ずかしいと感じてしまいます。
 ちょうどオペラを見て感じる違和感(オペラ好きの方には失礼!)と同じでしょう。

泣かなくなった子供たち

日本人は、以前、よく涙を流しました。男も女も大人も子供も皆よく泣きました。
悲しいといっては泣き、うれしいといっては泣き、本当に日本人は、泣きました。
 しかし、最近、日本人の、特に子供が泣かなくなってきていると感じるのは、私だけでしょうか?
不思議です。

泣くことはストレス解消

少年の理解しがたい犯罪が横行しています。どうして「人を殺したい」のか?
唐突のようですが、このことと子供が泣かなくなってきたこととは、関係があるように思います。
 このような犯罪の背景には、父子関係が希薄になっているとの指摘があります。
逆に言えば、母親が子供を支配しているのですが、今の若いお母さんは、子供でも、泣くことは、女々しいという思いがあるのだと思います。
 特に子供が男の子の場合にそのことを強く押しつけてきているのではないでしょうか?
 このことが自らの感情をコントロールできない男の子たちを生み出しているような気がします。
 悲しいときは、泣くのは、自然な感情の表現です。子供たちは、そのような感情の表現を通して自らの感情をコントロールすることを学習していくのでしょう。
 泣かない、あるいは泣けなくなった大人は、我慢強いとは必ずしも言えず、いつ、どのように感情を爆発させるか分からない人になる(なっている)のではないでしょうか?

終わりにあたって

では、今月は、ここまで。
 今後も時間ができましたらば、随時、更新していきたいと思います。
皆様、お元気でお過ごし下さい。

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