数式処理ソフト DERIVE(デライブ) de ドライブ

2.DERIVEとは

数式処理ソフトというものについて、ご存じない方のために簡単にご説明いたしましょう。
 Excelで、セルに「=1/2」という式を入力すると、0.5となり、数値としての計算が行われていることが分かります。割り切れないときは、9桁程度の有効桁数で丸められます。
 たとえば、円周率を表す関数「=Pi()」と入力して調べて見ますと9桁目までは正しいのですが、10桁目は、四捨五入されていることが分かります。
 これに対して、数式処理ソフトでは、式の計算過程が原則として、式のまま扱われ、最後に数値を求めない限り、式のままで結果が表示されます。
 また、方程式や不等式を解いたり、関数の微分、積分、グラフの表示、行列や行列式、ベクトル演算などもできます。すなわち、紙と鉛筆で計算できることは、ある程度、できるといってしまってもよいでしょう。
 手計算時代に縦横表の数値が合わないという悩みは、LotusやExcelなど表計算ソフトの登場で解消されました。数式処理ソフトは、式の演算間違いをできるだけ軽減してくれます。
 今回、(株)ナオコ(http://www.naoco.com/)から、数式処理ソフト DERIVE(デライブ)のバージョン6.1の日本語版が、リリースされました。直販価格は、シングルユーザ版で、税別 29,800円でした。当方では、2006/9に無事入手することができました。