数式処理ソフト DERIVE(デライブ) de ドライブ

22.物理定数

数式処理ソフト DERIVE(デライブ)では、計算の過程で具体的な数字を必要とすることがあります。
たとえば、前回の記事の中で、重力定数などの数字を使用しました。これらの数字は、理科年表やWebで検索すれば、容易に得られるものですが、DERIVEでは、ユーティリティファイルというものが用意されています。
今回のような物理定数は、そのうちの、「PhysicalConstants.mth 」を「ファイル」メニューから「読み込み」からMathファイルの一覧より、選択することにより、利用することができます。
前回の記事では、Gm2/R^2を求めるところがありました。ここで、Gは、重力定数、m2は、地球の質量、Rは、地球の半径です。
残念ながら、この中では、Gのみが利用できます。ただし、質量は、グラム単位となっています。一方、長さは、メートル、時間は、秒です。
また、同様のユーティリティファイルとして、MetricUnits.mthという単位同士の換算表も用意されています。
併用するのがよいでしょう。